サラリーマン野宿旅

旅の道連れ AX−1
AX-1
鹿児島県桜島湯之平展望所にて


1. 全般的なこと

項目

内容

備考

型式

AX−1

正式型式はよく判らない
(調べてないだけ)

とにかくAX−1初期のモデル

購入年月

1988年9月

頃だったと思う

走行距離

68,700Km

よく動いているな

年間走行距離

最近は約4千Km

以前ツーリングをよくしていた時は
年間2万Kmくらいは走った

主な用途

最近はもっぱら通勤

(雨の日はジムニー)

近所の買い物にも便利

ツーリングはとんとご無沙汰

燃費

リッター30Km以上

北海道を走ったら40Kmくらいまでいった

走行コスト

15.4円/1Km

(年間4千Km走行を仮定)

15.4円で私を1Km先に運んでくれる

車両価格:360,000円/68,700Km
任意保険:14,000円/年
軽自動車税:2、400円/年
ガソリン代:90円/30Km
フロントタイヤ:11,000円/30,000Km
リアタイヤ:14,000円/10,000Km
その他のメンテナンス部品:2,000円/年:
その他(ヘルメット等):3,000円/年

改造

特になし

軽量化の為にタンデムステップを外したくらい

 

2.普段やっているメンテナンス

項 目

内容

オイル交換

よく走っていた頃は4〜5千Kmに一回だったが、最近あまり乗らないので、8ヶ月に1回程度。

交換は勿論自分でする。ホンダ純正のSF10W−40かSF20W−50を使ってきた。

最近安物に変更。

チェーン張り

車載工具ではやりにくいので、専用にメガネレンチを買った。

ブレーキ検査

ブレーキパッドとディスクの厚み確認。

空気圧検査

滅多にやらない。圧力ゲージは持っている。

タイヤ磨耗検査

ただ時々眺めるだけ。

ブロックタイヤはみるみる減ってゆく。

3.これまでに交換した物

項 目

交換回数

交換理由と交換内容

バッテリー

1回

エンジンがかからなくなったから

8、980円で購入、自分で交換

クラッチワイヤー

1回

切れたから、自分で交換

スパークプラグ

1回

念のため、自分で交換

ブレーキフリュード

前後各1回

念のため、自分で交換

交換作業は難しかった

チェーン

2回

伸びたから。交換はバイク屋に依頼。

スプロケット

前後各1回

減った様に見えたから。交換はバイク屋に依頼。

ブレーキディスク

前後各1回

減ったから。交換はバイク屋に依頼。

ブレーキパッド

前後各数回

純正ではない安い物を買って、自分で交換

4.これまでに交換しないで済んでいる物

項 目

交換してない理由

エンジン

快調に動いている。燃費も落ちてない。始動も良好。

クラッチ

問題なく動いている。

燃料系統関係

取説には交換しろと書いてあるが、ガソリンは漏れていない。

ブレーキ系統

取説には交換しろと書いてある。怖いのだが、さぼっている。

サスペンション関係

へたってきているが、乗れないことはない。

5.気に入っているところ

項 目

理 由

バッテリー

 メンテナンスフリーはやっぱりいい。

 液量の確認や液の補充をしなくていいのは助かる。しかし寿命はいつしか来るもので、約5万3千Kmでエンジンが掛からなくなった。バイクのバッテリーは車のものと違って標準化、量産化されていない為か非常に高い。ジムニーに使えるのが3千円以下で買えたの対して、AX−1に使えるのはあちこち探しまわってやっと8,980円で見付けた。

燃費

 燃費はベリーグッド。

 これまでずっとリッター30Km以上をキープしている。それも朝夕の通勤に使ってである。交通費がういて助かる。北海道など信号のない平地を巡航速度(約65キロ、4,000回転くらい)で走ると、信じられないほど燃費がいい。

乗り心地

 シート高がそれほど高くなく、跨ぎ易い。特に最近サスがへたったせいか、両足がべったりつく。もともとサスが柔らかめだからオンロードではソフト。ライディング・スタイルも楽。

その他

 オンもオフも一応可。急に未舗装路に遭遇しても何の問題もない。

 バリバリ走るには向いていないようだが、旅をするのにはうってつけ。

6.文句を言いたいところ

項 目

理 由

CDIユニット

 CDI(コンデンサ・ディスチャージ・イグニッション)ユニットは壊れやすい。

 購入後数万キロで壊れた。
 ある時急にエンジンが止まり、セルを回しても全く点火しなくなった。ところが何かのきっかけでまた動くようになる。しかし直ぐにまた駄目になるということを繰り返した。修理に出したが、きっちり直さず戻ってきた。これではまた止まると思い、いろいろ考えたすえCDIが悪そうなので一つ購入して常に携帯した。そしてある日の会社の帰りに案の定パタリとエンジンが止まった。直ぐに道端で修理を始める。CDIの交換方法はどうしたら簡単にできるかあらかじめ調べておいた。しかしどうしてもタンクまで外さなければならず時間が掛かる。やっと交換してセルを回すと見事にエンジンはかかった。間違いなくCDIが悪かったのだ。

 その後6万キロを少し越えた時にまた同じ現象が起こった。今度は原因が直ぐに判ったが、会社の帰りで家までまだ12キロも残っている。盗まれるのを覚悟で道端にヘルメットやグローブと一緒に置いて、1週間後くらいに新しいCDIを持って行くと、まだ無事にそのままそこにあった。こんな汚いバイクは盗まれないようだ。

 確かこのCDIの製造元は新電元だったと思うが、ちょっと壊れ易過ぎませんかね。

フロント
ホークブーツ

 初期のフロントホークブーツは破れやすかった。

 AX−1は黄色いフロントホークブーツがアクセントになっているが、初期のものは非常に破れやすい。特に何にもしていないのにビリビリやぶれてくる。接着剤で何度となく修理したが、左右ともあちこち破れて遂に仕方なく交換に出した。交換後は全く問題ない。初期のものは欠陥品だったのではないのか。

レバ−

 フロントブレーキとクラッチのレバーは簡単に曲がる。

 左右のアルミ製のレバーはちょっと立ちゴケしただけでも、グニャっと曲がってしまう。そのくせ直すのはハンマーで叩いたりして大変である。特に旅先では厄介だ。

ロービーム

ライトのロービームは完全に欠陥品。

 購入後間もなくロービームのライトが切れた。ライトは昼間でも点けっぱなしにしていたが、それにしても早いと思った。始めのうちは生真面目に交換していたが、後から後から切れて切りがない。それに対してハイビームは一度も切れたことがないのだ。最近はロービームが切れた電球をそのままハイビームで使っている。

リアタイヤ

 リアタイヤの減りが早い。

 AX−1専用のチューブレスのブロックタイヤだが、その減り方が早い。1万キロもつかもたないかである。交換はタイヤ代が約1万円、工賃も含めると安くて約1万4千円である。高いところだと2万円以上取られた。バイクの維持費(走行コスト)に占める割合が大きい。フロントタイヤは約3万キロもち、交換も工賃込みで1万1千円を少し越える程度でまあ我慢できる。

7.最近困っているところ

項 目

現 象

スピードメーター

 最近スピードメータがおかしい。

 特に冬の寒い日には実速度に追いつかない。止まっても暫くあらぬ速度を差している。それとヒューヒュー音がする。

エンジンストール

 少しエンジン回転を上げた後にクラッチを切ってアクセルと戻すと、そのままエンジンが止まってしまう。

サスペンション

 カーブでステップを擦るくらい弱ってしまった。

チェーン

 シャーシャー音がする。チェーンの繋ぎ目がおかしいらしい。

 最近困っているところは、ほとんどお金を出せば直るのだが、安易にお金をかけるのはしゃくである。何しろバイクの1番のコンセプトはローコストだと考えているのだから。如何に安く人ひとりを運ぶか、如何に安く旅ができるかである。だからバイクに乗る時に着る物も履く物も、安物や特価品で済ましているのだ。いくら真冬が寒くとも、高価な皮ジャンなんて問題外である。

 乗り続けるのにあまりお金がかかる様になったら、それはバイクを降りる時である。その時がなるべく来ないように丁寧に乗るから、老いぼれのAX-1ももう少しがんばってほしいと思うのである。


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