サラリーマン野宿旅
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JA11 |
軽自動車の排気量が550ccから660ccに変わってから最初に登場したジムニー |
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1991年9月 |
今年で8年目 |
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117,000Km |
20万Km目標 |
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最近は約1万Km あまり旅に出ていない |
購入した最初の1年は3万Km以上走った |
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旅と雨の日の通勤 |
ちょっと近所に出掛ける時はAX−1 |
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リッター13Km前後 |
信号のない田舎道を走れば15Kmくらい 最近エンジン不調で10km以下の時も |
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28円/1Km (年間1万Km走行を仮定) 走行コストに占める車両価格の割合が40%以上ある。これからさらに走れば走るほど安くなる。但し修理代が増えなければいいのだが。 |
車両価格:140万円/117,000Km |
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4ナンバーの貨物車。 だから税金が安い。 |
ここがパジェロミニなどとは決定的に違うところ。 |
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特になし |
改造するより原型をとどめるのに精一杯 |
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4〜5千Kmに一回だが、オイルはかなり汚れている。もっと頻繁に交換した方がいいのだろうか。 ジムニーは車高が高いので、ジャッキアップしなくても、下に潜ってドレンボルトが外せるのがいい。 オイルは日産ターボXの4リッター缶を安い時はなんと750円で買い込んで使ってたが、最近全然安売りしてくれない。何でもいいから千円程度の特価品を見付けて使っている。 一回に2.6リッターくらい使うから、値段で650円相当。他に2リッターの廃油箱を180円の特売の時に店員が目を丸くするほど沢山買い占めて使う。よってオイル交換は消費税も含めて一回千円以下で済んでいるのだ。 |
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リザーバタンクの液は直ぐ無くなる。頻繁に補給。 |
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時々車を揺すって確認しているが、滅多に減らない。 |
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覗いてみるだけ。減った様に見えたことがない。 |
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高速道路を走る前にガソリンスタンドでチェック。 |
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冬場にスタッドレスに変える時と春にノーマルに戻す時に、磨耗や傷を調べ、空気圧を調整する。電動式のポンプを持っている。 |
ローテーション |
何度かパンクをしたので、磨耗の程度がみんな違うのだ。後輪の方が減りやすいと思っているので、程度のいい順に2本を後輪に使っている。一番悪いのがスペアタイヤとなる。 |
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クラッチワイヤーが伸びるせいか、時々調整してやらないと、ギヤチェンジしにくくなる。 |
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1回 |
エンジンがかからなくなった。 確か2、980円で購入、自分で交換。 |
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1回 |
切れが悪くなり、ギヤチェンジもしにくく、どうしようもなくなってから交換した。 |
ワイヤー |
1回 |
切れる前に速度計の針が不安定になった。切れた後はインパネのアラームが点灯するが、走行に支障はない。ワイヤーASSYを購入し、自分で交換しようとしたが、インパネを外すのが大変と分かり、結局修理に出した。 |
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1回 |
追突された。軽いへこみだったが、ドアをそっくり交換。 |
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2回 |
フィラメントが切れるのではなく、電球の端子のスポット溶接部が外れて接触不良を起こすのだ。これだとファグランプなど全然使わないのに、車の振動で壊れてしまう。メーカーは確かスタンレーだと思うが、半分欠陥品じゃないの。 |
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1回 |
切れた。この程度はしょうがないか。 |
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左右1回 |
何とかブレードの部分だけを市販で交換できないかと思ったが、だめだった。純正のワイパーまるまる交換で高くついた。 |
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1回 |
冷却ファンを回しているのとオルタネータを回しているのと2個ある。 念のため2個とも購入していつも車に積んでいるが、切れたときに自分で交換できるかは定かでない。 |
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1回 |
これは今でも欠陥車じゃなかったかと思っている。まだ数万Kmしか走っていない時、右の前輪から異音がして、走らなくなった。修理に出したらノックピンがおかしかったとのこと。修理代はただだったが、このトラブルで夏休みの計画がパーになった。 |
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交換したら高い。交換するくらいなら、新車を買った方がまし。 |
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減速する時は必ず3速までギヤダウンし、エンジンブレーキを十分効かせ、早め早めの減速を心掛けている。フットブレーキもポンピングをする余裕をもって、徐々に踏み込むようにしている。その甲斐あってか、ブレーキディスクやパッドの厚みはまだまだ十分残っている。 |
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実は少しゆがんでいるが、走行に支障ない。 |
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実はかなりゆがんでいて、ガタガタ音はするは、隙間風が入ってくるは、雨漏りがするはで、すこし考ものだが、ガムテープで塞いで我慢している。 |
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白いペンキが一部はげて錆も出始めているが、体裁が悪いだけで何ら問題なし。 |
見栄えなどどうでもいいことである。ただガソリンスタンドに寄った時、歪んだドアやガムテープがちょっと恥ずかしい。でも林道を走った後など泥だらけのジムニーなら、そんなものはかえって勲章のようなものだと勝手に思うことにしている。
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普通の舗装路では滅多にないが(私は車ではこれまでに経験したことがない)、林道などを走っているとよく起こる。特に玉砂利の代わりに岩を砕いてそのまま路面に敷き詰めた林道が危ない。角のとがった大きな石がごろごろしている。これで起こされるパンクは釘が刺さったパンクなどとは訳が違う。タイヤの側面がばっくり裂けてしまうのだ。瞬間パンク修理材を常に携帯しているが、役に立ったためしがない。スペアタイヤに交換する以外に手はないのである。これが長い旅の途中だと1度交換してしまうと後がない。安心して林道を走れなくなる。スペアタイヤが2つ欲しいとよく思うのである。 |
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気が付かないうちに徐々に伸びているらしく、クラッチペダルを思いっきり踏み込まないとギヤチェンジができなくなってくる。 ジムニーに乗り始めてまだ間もない頃、旅先でだんだんギヤチェンジが危うくなってきた。まだ未熟なもので自分の乗っている車の事がよく分かっていない。原因も断定できなければ、ましてやクラッチワイヤーの構造なども全く知らない。ただただクラッチペダルを力を込めて踏みながら苦労して旅を続けた。 後で調べてみると、クラッチワイヤーの調整なんて、工具なしで片腕一本でできてしまう。ボンネットを開いて腕を突っ込み、クラッチワイヤーの先の調整ボルトを回せばいいだけだ。たったこれだけの事なのに、知らないとは情けない。ギヤチェンジ不良の旅から帰って来た時は、クラッチを踏む左足が疲れてつりそうであった。 |
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左後ろに排気の出口があるのだが、うっかりするとバックする時にここをぶつけてし、パイプを曲げてしまうのだ。 ある林道で面白くなさそうなので引き返そうとした。道幅も十分でほとんど何の緊張もなく切り返しを始め、無造作にバックした時後方に軽い衝撃を感じた。何だろうかと降りてみると、道の端に土が盛られていて、それに車のどこかがぶつかったようだ。しかし車を眺めてみても何ら異常がない。ならばとまたエンジンをかけて走り始めるとカタカタ音がする。よくよく調べてみるとイクゾーストパイプが曲がり、左後輪の板バネの付け根あたりに触りそうである。パイプはゴムで弾性支持されているので、車が揺れるたびにぶつかって音がするのだ。これが耳障りでしょうがない。それに家に戻ってから直すのがまた大変であった。パイプを取り付けたままではうまく直せないので、結局苦労してパイプを外し、ハンマーで叩いたりしてどうにか音が出ないところまでもどしたのだった。 |
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リアドアは悲劇であった。冬の猪苗代湖畔の凍結路で滑って水路にはまり、リアドアの開閉がおかしくなった。家に戻ってからを直そうとして、ドアヒンジのネジを緩めたのがまずかった。ドアの取付位置を調整している間に、あっけなく雌ねじがバカになり、ほとんどのネジが空回りするようになってしまった。散々悩んだ末、大手術をする事にした。ドアの裏側の鉄板の一部に穴を開け、そこからナットを入れてネジと一緒に締め込んだ。最初の内は走っている間にドアが脱落するのではないかと心配であったが、幸いこれまで無事でいる。鉄板に開けた穴はガムテープで塞いであるのだが、そこを見るたびに冷や汗が出る思いである。 |
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これも猪苗代湖の一件で、バンパーが左に5cmほどずれてしまった。走行には何ら支障がないので暫くそのままほっといたのだが、車検が近付いて不安になった。軽自動車の規格では幅140cm以下となっている。それがバンパーが飛び出した分だけオーバーしていることになる。これも仕方がないからバンパーを外し、叩いてどうにか車幅の範囲に収まるようにした。ジムニーに関してはどうもあちこち叩いてばかりいる。 |
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ある旅の途中、ハンドルを急に戻そうとすると、ギギッと音がする。走っている内にだんだんひどくなってきた。三重県宮川村側より千石越の峠道に入ろうと曲がった瞬間特にひどい音がした。車の下を覗き込んでみたりしたが原因など分からない。林道で立ち往生でもしたら大変と、旅を中断して涙を飲んで家に帰った。帰りはなるべくハンドルを切らないように、カーブはなるべくゆっくり大回りするよう随分気を使わされた。 結局自分では直せず修理に出したが、単なるグリース切れだと言われた。それがつい最近また同じ現象が旅先で起こったのだ。ためしに金物屋を探しCRC556を買い、ボンネットを開いてステアリング関係にシューシュー吹きかけた。そしたらそれ以後ギギッといわなくなり、無事旅が続けられた。本当にこれでいいのだろうか。 |
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これはトラブルではないし、この私に手抜かりなどない。ちゃんとガソリン携行缶を積んでいるのだ。そして今までにそれを使わなければならない状況に陥ったこともない。 でも人間は間違いを犯す動物である。ついうっかりということがあってもおかしくない。ガソリン携行缶はそんな不安に対する保険のようなものである。 辺ぴなところばかり走っているので、特にガス欠になった場合の被害は大きいのだ。またガス欠になる前に気付いても既に遅かったなんてこともあるだろう。最も近くのガソリンスタンドまで何10Kmもあるなんていう状況は考えられなくはない。それにガスが足りそうもなくて、目の前の林道をみすみす諦めるなんてしたくないではないか。 携行缶はあまり大きいと邪魔になるので、4.5リッターの物を使っている。これだとテントやシュラフの隙間に小さく収まってくれるのだ。たった4.5リッターでもジムニーならリッター13Km走るので、計算上は60Km近くまでOKだ。これなら大抵の林道や峠道は越えられるし、今の日本で60Km走ってガソリンスタンドがないなんてことはないのだ(たぶん)。 |
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右前輪はキングピンが壊れたり、フりーホイールハブが動かなくなったので開けて見たら錆だらけだったりと、何かと問題を起こしてくれる。最近はナックル部でオイルが漏れているらしく、漏れたオイルに泥がついて、ナックルは泥の塊の様になってしまった。どうもギヤオイルが回り込んで漏れてきているようだ。 |
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ターボインジケータが点灯するくらいまでインテークマニホールド内の圧が上がると、エンジンが息継ぎを始める。3000rpm近辺でおかしい。4000rpmくらいまで回転数があがると大丈夫になる。雨の日が起こりやすく、湿気に弱いようだ。特に走りはじめがひどく、ある程度走ると軽減される。 このおかげで燃費が10Km以下になってしまった。また家の近くにきつい坂があり、走り始めはへたをすると登れないのだ。車の通りが少ない時を見計らって家を出発する始末である。あのターボの快感が懐かしい。 |
日本では新車は10万Kmくらいこともなく走るものだと思っていた。それが随分てこずらされた。それにディーラーに修理に持って行くとあまり対応が良くない。別のメーカーだと何もなくても調子はどうかと逆に連絡が来たり、何か質問すると技術的にもちゃんと答えてくれるという。全く夢のような話である。私は整備マニュアルを頼んでおいたのに、いつまで経っても来ないと思ったら、忘れられていた。
今のジムニーはこれまで一緒に旅をしてきたという愛着がある。しかし今後あまり修理代がかさむのであれば、新車に買い換えるしかない。さてその時はどの車にしようかな。三菱に一度パジェロミニを見に行って何かのアンケートに答えたら、それ以後何かと案内状が送られてくるのだ。トラブルがなくディーラーの対応が良ければまたジムニーでもいいのだが・・・。