ホームページ★峠と旅
ホームページ「峠と旅」の
略 歴
 
開設から6年以上が経ちました。
ここでちょっと過去を振り返ってみました。
(2003年10月28日)
 
開設 動機 テーマ ネーミング ハンドルネーム 途中経過 現在
 
開 設
 
 開設は1997年6月20日。
 安倍峠、大峠(山形県・福島県)、大笹峠(山伏峠)、京柱峠、長慶峠、温見峠、八草峠、日の尾峠、三国峠(北海道)、神坂峠の10の峠から始まりました。
 北海道の三国峠から九州の日の尾峠まで、中国地方がありませんが、ほぼ日本列島を見回した中から選んだ峠たちです。なるべく日本中のいろいろな峠をピックアップしていく積りでした。
 
 最初のURLはhttp://join-am.or.jp/~minoue/tohge.htm(もうこのアドレスは使われていません)。近所にあった電気店ノジマによるプロバイダーでした。
 
 動 機   
 
 パソコンという用語がまだ一般に使われていなかった頃、個人で持てるコンピューターという意味の「マイコン」と呼ばれた時代からコンピューターには慣れ親しんでいました。メインメモリが8KBしかないNECのTK-80BSで、詰め将棋を解くプログラムを作ったのが自慢です。その頃の雑誌「マイコン」に投稿し、別冊に掲載されました。また、大学の現代制御論の学生実験(倒立振子)をTK-80BSでシュミレーションしてレポートを提出したりしていました。
 
 マイコンがパソコンになり、NECのPC8801を使い始めました。社員価格で買っても8インチFDドライブ(44万円)とドッドプリンター(24万円)をセットにすると、合計で100万円かかりました。今からすると信じられない話しです。それを使って株式のデータ解析などをしていました。
 
 パソコンが2代目、3代目と変わっていく内に、インターネットが普及しだしました。でも、直ぐには始める気にはなりません。お金も掛かるし、情報入手のメリットはあまり感じていなかったからです。でも、インターネットがそれまでのマスメディアなどと決定的に違うのは、受身だけではなく個人からも情報発信できる点です。ちょうど、パソコンですることもあまりなくなり(株は儲からなかった)、それなら自分のホームページを出そうと考え始めたのです。
 
テーマ 
 
 さて、自分がホームページで発信できるものは何か。専門は電子工学やエンジニアリング全般ですが、そんな物、一般には全く面白くありません。自分で書いていても詰まらないでしょう。もっと他に仕事を離れた面白い趣味でもなかったか。するとやっぱり自分には「旅」しかないだろうなと思いました。バイクや車を使った旅は、その頃もう10年近く続いていました。
 
 でも、旅に関してだらだら書き綴っても、ピンぼけだろうとも考えました。自分にとっては家を出発する時から帰って来るまで、何から何まで楽しい旅の思い出です。でも、他人の家族のホームビデオを長々と見せられるほど詰まらないものはないと言います。それと同じで、当人は楽しくても、果たして見てくれる人にとってどうだろうかと。
 
 そこで、旅の一部分に焦点を当ててみることにしました。見る者にとって分かりやすく、そのホームページに期待することがはっきりとなるようにする。それでは何に焦点を当てるか。旅のアルバムには、訪れた所がいろいろ写っています。海、山、川、滝、湖、ダム、岬、灯台、城、神社、遺跡、景勝地などなど。文章だけでは物足りないでしょうから、どうしても写真の掲載が必要です。何かいい写真はないか。すると、峠の写真が多いのに気づきました。
 
 旅にとって「峠」はちょっと特別な存在です。目的地ではないですが、重要な通過点です。峠ではバイクや車を停め、一休みし、記念写真を撮り、この先の道を地図で確かめる。そんなことをよくしてました。きっと旅が好きな人なら峠にも関心があるだろう。それなら、峠道の登り下りを「一つの小さな旅」として、綴ってみたらどうか。峠の紹介も兼ね、峠に焦点を絞った旅をテーマとして出してみようと思いつきました。
 
ネーミング
 
 では、どんな名前にしようか。そのホームページを表すネーミングは重要です。峠と一言に言っても、人それぞれに捉え方は千差万別です。歩いて越えたり自転車で越える峠もあるでしょう。ただただスピードを出してコーナーを攻める峠もあります。
 
 私の「峠」はあくまで「旅」の一部です。越えた峠の数を競ったり、車の速度を争ったりするものではありません。基本はあくまで「旅」を楽しむこと。のんびり味わいながら越える「峠の旅」。
 
 でも、「峠の旅」ではちょっと安直な気もしました。そこでちょっとひねり、「峠」と「旅」とを同格に並べ「峠と旅」としてみました。
 
 「旅」いう言葉には、だれでも多かれ少なかれ、惹かれるものがあります。また旅人にとって「峠」という言葉は大きな意味を持ちます。その二つが並べば、きっと旅心がそそられるだろうと思ったのです。
 
 その名前を使い始めてから、これまで一度も変えることなく6年以上が経ちます。この簡潔なネーミングは今でも気に入ってます。
 
ハンドルネーム
 
 インターネット上では本名を出す訳にはいかず、また、名なしの権兵衛でも不便です。ある程度の「顔」が見えなければ、ホームページを訪れる方も、「どんなやつが作っているのか」と不安なことでしょう。
 「蓑上誠一」というハンドルネームは、別段の意味もなく、かなり適当につけました。でもそれが、今年(2003年)単行本「サラリーマン野宿旅」を出したことで、ペンネームにもなりました。下記にその本に書いた著者略歴を転記します。
 
 東京の端っこに生まれ、現在は日本のどこにでもいるありふれたサラリーマンをしている。取り立てて特記すべき経歴や得意技の持ち主ではなく、過去の転職回数が3回とやや多いくらいなものである。
 蓑上誠一とは気の利かないペンネームで、それを副業禁止の社則から身を守る隠れとする身のである。しかし、旅に関しては路で、会社の休みとあらば大抵どこかに出掛けて行く。その旅が高じて私的なホームページ「峠と旅」を公開しており、日本の峠に関してはなかなかうるさい。

こちらも参考に 蓑上誠一

 
途中経過 
 
 ホームページ開設後、検索エンジンにURLを登録してPRをすると、徐々にアクセスカウンタの数値が増え、時々メールも頂いたりするようになります。自分の出したホームページへこうした反応が返ってくるのは、とても楽しいことです。
 
 すると、欲が出てきました。もう一つ別のホームページを立ち上げてみたくなったのです。「峠と旅」の開設から4ヵ月も経たない1997年10月12日に、姉妹のホームページ「サラリーマン野宿旅」をオープンしました。「峠と旅」が比較的まじめなページなのに対し、「サラリーマン野宿旅」ではちょっとふざけて好き勝手なことを書かせてもらおうと思ったのです。
 
 ともあれ、ホームページの制作を続けることで、インターネットの仕組みやHTMLの書式など、具体的なテクニックが習得できました。また、いろいろなことを文章に表すことで、自分自身を見つめ直すきっかけにもなり、有意義なことでした。
 
 特に、自分の本を出すことが以前からの夢でした。ホームページ作りはその予行練習でもあったのですが、実際に本を出版すきっかけにもなったのは幸運でした。
 
現 在 
 
 開設当初はホームページを充実させようと、せっせと更新にいそしんでいました。下記の更新履歴(開設後1年間のみ)を見ても、頻繁に新しい峠をアップしています。
 
 ところが、最近は更新スピードが随分落ちてしまいました。ちょっと息切れでしょうか。でも、一つの峠に関する内容は、最初の頃よりずっと多くなっています。数多くの峠を掲載するより、一つ一つの峠を大事にしたいという気持ちがより強くなったようです。
 
 今後もまだまだ取り上げたい峠はありますし、一度掲載した峠に関しても、再訪した様子などをお伝えしていきたいと思います。
 
 今後とも「峠と旅」をよろしくお願いいたします。
 
 2003年10月28日 蓑上誠一 
 
開設から1年間の更新履歴
(その後は詳しい更新履歴を残していません)
 
◇1998年 6月27日 「安倍峠近況」追加

◇1998年 6月14日 「尾平越」追加−−−−暗いトンネルの先に大きな展望が待っていた

◇1998年 6月 6日 「雁坂峠」追加−−−−長いトンネルでやっと繋がった埼玉県と山梨県

◇1998年 5月 7日 「国見峠」追加−−−−峠を越えて九州の秘境「椎葉」へ

◇1998年 4月20日 「小川峠」追加−−−−岐阜県で巡り合った峠

◇1998年 4月19日 「帝釈山峠」追加、「安ヶ森峠」「大峠追補」「神坂峠」変更

◇1998年 3月14日 「リンク集」更新−−−−しぇるぱ散らし踏み追加

◇1998年 3月14日 「美杉峠」追加−−−−徳島県のこじんまりした優等生の峠道

◇1998年 3月 1日 「三国峠」変更−−−−車が通れない県境がもう一つありました

◇1998年 3月 1日 「高倉峠」追加−−−−豪快な山岳道路の峠道

◇1998年 2月20日 「道谷峠」追加−−−−兵庫県の何の変哲もないのどかな林道の峠道(峠名は仮称)

◇1998年 1月25日 「落合峠」追加−−−−四国徳島県の峠の宝庫、東祖谷山村の中の峠

◇1998年 1月24日 「温見峠」変更−−−−地図で見ると全く殺風景な峠道

◇1998年 1月18日 「伊勢峠」追加−−−−福井県和泉村伊勢集落の廃村跡を行く

◇1998年 1月11日 「ヤレヤレ峠」追加−−ひこじいのトンネルがある峠道

◇1998年 1月 1日 「堀越峠」追加−−−−未だ全線未舗装で残る国道162号の旧道

◇1997年12月22日 「谷地峠」追加−−−−奥深い山形県飯豊町と福島県熱塩加納村との県境の峠

◇1997年12月12日 「今月の峠」追加−−−月替わりに未掲載の峠をピックアップ(トップページに)

◇1997年12月 7日 「牛首峠」追加−−−−岐阜県白川村牛首と富山県利賀村大勘場とを結ぶ峠道

◇1997年11月24日 「森茂峠」追加−−−−岐阜県清見村大谷と廃村となった森茂を結ぶ峠道

◇1997年11月23日 「小代越」追加−−−−鳥取県若桜町と兵庫県県美方町を結ぶ未舗装を残す峠道

◇1997年11月22日 「極楽峠」追加−−−−長野県下條村と浪合村を結ぶ峠道

◇1997年11月16日 「辰巳峠」追加−−−−鳥取県佐治村と岡山県上斎原村を結ぶ雪の峠道

◇1997年10月25日 「鵜峠」追加−−−−−香川県白鳥町と徳島県土成町との国道318号旧道の峠

◇1997年10月23日 「粟柄峠」追加−−−−福井県美浜町と滋賀県今津町を結ぶ林道の峠道

◇1997年10月19日 「宝蔵峠」追加−−−−高知県安芸市張川林道の峠。100%未舗装

◇1997年10月18日 「細尾峠」追加−−−−日光と足尾を結ぶ旧道の峠道

◇1997年10月18日 What‘s Newを専用のページに分離(このページのこと)

◇1997年10月12日 姉妹ホームページ“サラリーマン野宿旅”オープン

◇1997年10月12日 「天生峠」追加−−−−是非とも載せたかった岐阜県の峠

◇1997年10月 4日 「鞍掛峠」追加−−−−「行止りの峠」鞍掛の詳細を掲載

◇1997年10月 4日 「大峠追補」改訂−−−頂いたメールを追加掲載

◇1997年 9月14日 「男鹿岳峠」追加−−−峠名は仮称。栃木県と福岡県の県境、大川林道の峠

◇1997年 9月10日 「十部一峠」追加−−−未舗装が残る国道

◇1997年 9月 6日 「甲子峠」追加−−−−車では通り抜け不可

◇1997年 8月30日 「鳩峰峠」追加−−−−ドライブ気分で

◇1997年 8月23日 「大峠追補」追加−−−あの大峠を再訪

◇1997年 8月23日 「ちょっと一言」追加

◇1997年 8月 2日 アクセスカウンタ設置

◇1997年 6月20日 オープン

What's new (上記の元となった古い更新履歴です)

 
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