椎矢峠 「今月の峠」1997/12 掲載
![]() 辛うじて読める「椎矢峠」の文字。 看板も土砂に半分埋まっている。 辺りは霧で何も見えず。 |
![]() 「秘境椎葉へようこそ」の看板 |
九州の中では何をおいても第1番にあげるべき峠がこの椎矢峠だと言わなければならない。宮崎県椎葉村と熊本県矢部町との県境の峠で、椎葉村側は椎葉林道、矢部町側は内大臣林道と長い未舗装の林道が続き、峠の標高も1460mと高く、九州ではぴか一の規模を誇っている。しかし九州は遠く気軽に行けるところではない。また九州の中でも他に行きたいところが沢山あり、椎矢峠は6年近く前に1度しか通ったことがない。しかも前日のキャンプで激しい風雨にみまわれ、真夜中にテントを撤収するという羽目に遭い、疲れた気持ちで越えた峠道であった。そのためどんな道であったかほとんど記憶がなく、写真も峠で写した上の2枚のみである。しかも霧が深く全く景色を眺めることが出来なかった。天候のいい日に今一度是非とも通っておきたい峠だ。