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白子森峠 1998年1月掲載


白子森峠

 秋田県の北秋田群阿仁(あに)町比立内(ひたちない)と河辺群河辺町三内との町境の峠で、白子森(1179.1m)から東に延びる稜線上に位置する。白子森の白子は「しろこ」または「しらこ」と読み、花崗岩が風化して白い砂になったものを指し、森は山の意だそうだ。峠道は未舗装の河北(かわきた)林道(1992年7月)。河北の河は河辺群を、北は北秋田群を指すものか?。写真の上の方に白い標識があるが、そこに河北林道と書いてある。

 国道105号より阿仁町比立内で峠道に入る。川沿いの道がしばらくあり、その後急登して谷から離れ今度は尾根伝いを行く。路面は白子の名のとおり、白っぽい細かな砂が露出していた。周辺は鬱蒼と茂る原生林で、青森あたりのブナの原生林の様に如何にも東北的な感じを受ける。峠を河辺町に下るとお仕舞近くで岩見ダムで堰き止められた河北湖に出る。細長い湖の左岸に付けられたくねくねの林道を走って広々したダム周辺に出ると道は舗装となり、峠道もここまでだ。

 ただしもう5年以上も前のことなので、今は林道の名も無くなり、舗装された詰まらない名前の県道と変わっているかもしれない。ここでは敢えて最新のロードマップなどで調べずにおいた。できればまた訪れて自分の目で確認したい。

追加:後日メールを頂いた方の話しによると今年(1997年)の夏時点で河北林道はまだ未舗装で健在とのこと。


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