それが22年前の峠の写真を持っておられた方からメールを頂き、またその写真の画像も送って頂いた。そこでここに紹介させて頂くこととする。
![]() 2年前の天生峠 手前が白川村、切り通しの先が河合村 |
![]() 22年前の天生峠 (山本さんより) |
岐阜県の「天生峠」を掲載しているホームページを探していて「峠と旅」を見つけました。 結婚記念日の6月12日に、22年前結婚したころ通った天生峠に行って来ました。 作者の言うとおり、峠付近は恥ずかしい赤い屋根の建物や駐車場が出来ていました。 22年前撮影した写真を持っていき見比べましたが道路開通記念の石碑以外はぜんぜん別世界になっていました。その当時、天生峠と書かれた高さ5mくらいの大きな道標がありその隣で若かりし美しかった? 頃の嫁が写っている写真を見ながら探しましたが、見つかりませんでした。 あきらめて出発しようとふと草むらを見ると根本が腐ったのだろう、朽ち果てた道標を見つけました。 ふたりで「年とるはずだね」と苦笑しながらカメラに収めました。 22年前はオフロードバイクでのタンデムツーリングでした。 この峠道は、河合村から白川村まで全線、舗装はしてありましたが、普通車が一台やっと通行できるような道でした。走っていて「ホントにこの道で大丈夫なの」、嫁がしつこく聞いていたのを覚えています。 でも、今回走ってみると作者の言うとおり、立派な道になっていてちょっとショックでした。 若干昔の道が残っていると書いてあったので期待してましたが、たぶんその区間も整備が済んだんでしょうね。 22年前の峠の写真、友達のスキャナーで取り込んで次回送ります。 「峠と旅」楽しみにしていますのでがんばって下さい。 |
![]() 河合村側より見た峠 左隅に黒地に白文字で「天生峠」と大暑された柱が立つ 多分ここに昔の5m近い柱が立っていたのだろう この近くで倒れて眠っている古い柱を私も見掛けたことがある まだ残っているだろうか |
![]() 22年前には立っていた5m近い峠の柱 (山本さんより) タンデムツーリングスタイルの 若かりし頃の奥さんも立つ |
![]() 峠の石碑 |
木柱は世代交代したが、峠の石碑は健在である。
次に碑文の一部を記す。 思ひきや天生の嶺のほととぎす雲ふみ茶摘み声聞かんとは 礼彦
閑古鳥迷ふ路さへなかりけり
其江
飛騨人が歌に句に詠じた往時の険峻ここ天生峠は標高1290米の山頂にあって西飛騨山系の要路である
春と夏とが一時に訪れる風趣と秋色の妍は真に佳絶であってここを訪う人は大自然の美と山気の秀霊に感懐を深くするところである |
![]() 白山を眺める案内板 峠より白川村側に少し下ったところにある この峠道の一番のビューポイント |
![]() 「ようこそ 合掌造りの里 白川郷へ」 (山本さんより) |
![]() 白川村側の道の途中にある小さな石蔵 峠の石碑とどちらが古いのであろうか |
![]() 白川村の国道156号より右に峠道、国道360号が分岐する 初めてこの分岐に折れた時は 本当にこの道でいいのかと不安にさせる程寂しい道である 何度かその付近を往復し、これ以外に分岐が無いのを確認して 峠を目指したのだった |