サラリーマン野宿旅
 
ヒグマ
 
とっても恐そう
 
頂いたメールをご紹介します
<初掲載 2001. 3.16>
 
 
 いつも楽しく読ませていただいております。文章がおもしろくて、趣味も近いものがあるので暇があればいつものぞいております。
 熊やキャンプ場のさわりはとてもうなずけます。

 北海道には熊の被害が小説や伝記になっていたり、現場に慰霊碑が残っていたりと本州の方々が思う以上に身近かで、恐ろしい存在です。「月の輪熊なら戦えるけど、首回り1mのヒグマじゃあねえ」といった感じでしょうか。

 去年の春にも道南の上ノ国の方で釣り人が襲われて亡くなり、その時たまたま近くに山菜取りに入ったおばちゃん二人も車から降りた瞬間に、餌の横取りに来たと思われて頭をかじられたそうです。(車の音で逃げたりしなかったということです) かじられたと言ってもネズミじゃないんだからね、骨までたっする大怪我だったようです。
 最初の釣り人は出合い頭だったのでしょうが川では音がかき消されるし、蛇行していて見通しも悪かったのでしょう。
 
 私は姿を見たことがありませんが、足跡とか糞や木に残っていた剛毛やつめ痕など、マーキングなどは見たことがあります。その場合、いつのものかとか、小熊か親熊かとか、間違っても資料を収集したりはせず、すぐさま爆竹を鳴らして内外に存在の確認をし、逃げます。山親爺は「千秋庵の煎餅」(昔は”白い恋人”より有名な北海道銘菓だった)だけで十分ですからね。
 
 友達は2度お会いしたそうですが真っ黒で光っており、きれいだったと森の精霊にでもあったような言い方をしておりました。神々しい(カムイミンタラ?)というかそんな印象だったのでしょう。そう言う話を聞くと一度は見てみたいと思うのですが、車の中とか襲われる心配のない状況であればなあと思っております。
 
 そろそろ北海道も春の気配が感じられる季節になってきました。あと1ヶ月もすれば山に入って山菜を楽しめるようになります。あなたと違って私のラジカセは5980円もしたので、山の中で大好きなJuly LondonをCDで聞くこともできます。
 毎年、5月の連休は南茅部の川汲か大船でキャンプをします、まだ寒いですがどちらもただですし、すぐ近くに温泉もあります。
 もし偶然蓑上さんらしき人がキャンプをしていても声をかけようとは思いませんので、あしからず。
 

 
 
 「札幌のサラリーマン」さん、ありがとうございました。
 ヒグマはやっぱり恐そうですね。私もヒグマまだ、生で遭遇したことはないのですが、全くお会いしたくはない存在です。
 北海道で野宿する時は、おばちゃんのカラオケがうるさかろうが、これからはなるべくキャンプ場に泊まることにします。北海道で、へこんだジムニーに乗ったみすぼらしいキャンパーを見掛けても、声を掛けずにそっとしておいて下さい。
 
 
☆くま、熊、クマ
 
☆サラリーマン野宿旅      ☆目 次