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峠情報 19
 
(掲載期間 2002年1月〜3月)
 
目 次
 
○トヤ峠/長野県上宝村・丹生川村 <越える達成感あり>
○十石峠/群馬県・長野県      <バイパスの矢弓沢線>
○九州の真中の峠           <自転車の長旅>
○谷地峠(仮称)/山形県・福島県  <昔の谷地平湿原のこと>
 


     
2002. 2. 1 ○トヤ峠/長野県上宝村・丹生川村 <越える達成感あり>
 
 初めまして。パソコンを買って1ヶ月。とうとう私の好きそうなこのページにたどりつきました。私は富山県人ですが、飛騨地方と木曽地方大好き人間です。
 免許は持ってないのでうちの父ちゃんが運転しますが(本人はいやがってますが・・・)峠は相当走ってる(はず・・・)。しかし、うちは日帰り旅行(しかも家族がいやがる山ばっか)のため、山へ行くとなると、同じ所ばかりに行くことになる。私はいっこうにかまわないのですが、父ちゃんが嫌がります(笑)。
 その状況を打開してくれたのが、峠だった・・・。というわけです。
 「同じ道は通りたくない」という理由でいろんな峠を回っているうちに峠大好きになっちゃいました〜。
 
 今回紹介する峠は、「トヤ峠」です。この峠は、岐阜県飛騨の丹生川村から、上宝村へ抜ける峠です。この「トヤ峠」にさしかかる前に、もう一つ「恵比須峠」という峠を越えなければいけないのですが、ここの峠までは、わりかし道も広くて塗装もしっかりしてあるので安心です。問題はその先です。だんだん道が狭くなり、車一台でいっぱいいっぱいです。しかも、まわりは杉林で展望なし(恵比須峠は眺めいいです)。おまけに「落石注意」の標識の下に落石が・・・。乗っているだけの私もひやひやものでした。
 あんまりいい道じゃないし、展望もいまいちですが、ここを無事通り抜けられた安心感が得られます(笑)
 あと、「トヤ峠」という名前がいいですねっ。
 あっ、それではさよなら〜。
 
 Yokoさんありがとうございました。家族で峠が楽しめるのはいいですね。私も今度「トヤ峠」にチャレンジしてみます。
  
2002. 1.29 ○十石峠/群馬県・長野県 <バイパスの矢弓沢線>
 
 はじめまして。埼玉の岩木といいます。時々拝見しては、渋い峠旅の気分を楽しませてもらってます。

 通行止めになっている国道299号線の十石峠についてお知らせします。
 私は秩父への入り口に住んでいて、年に数回、信州佐久方面に遊びに行くのですが、その際のルートは、正丸峠、小鹿坂峠、十石峠と決めています。このルートだと、5月連休やお盆休みでも渋滞知らずで、2〜3時間で佐久に行けます。ちなみに、埼玉側から小鹿坂峠を下りきって、神流川の橋を渡る直前の手打ちうどん屋さんは美味しいので、よく寄ります。

 十石峠の299号線が集中豪雨による崩落の為に通行止めになったのは3年前だったと思いますが、その後は、Lmonchiさんの情報にある、矢弓沢線を使っています。この道は狭いのが難点ですが、全面的に舗装されていて、距離的にも以前の299号線(黒川林道)より短いような気がして、重宝しています。
 群馬側からの入り口は、少々ややこしいですが、上野村のどんつきからぶどう峠への新道へ左折し、1Kmほどのところでぶどう峠の旧道が右に分岐している所を入り、100mほどの所で左カーブを曲がらず、真っ直ぐ進むような感じで矢弓沢線に入ります。なんらかの案内板があったと思いますが、残念ながら良く憶えてはいません。
 長野側からの入り口は簡単です。十石峠を越えると、道は2〜3kmほどは支脈の尾根筋をゆるやかに下ってゆきますが(この尾根筋が気持ちよくって好きです)、尾根筋から谷側へ左ヘアピンカーブのところで、やはり曲がらずに真っ直ぐ突っ込むように矢弓沢線にはいります。299号はカーブのところで通行止めの表示があるので、間違えようががありません。
 矢弓沢線は、もう2kmほど尾根筋を走ったあと、つづら折れで一気に標高を下げていきますが、このあたりは落葉樹林を抜けるちょっと良い雰囲気です。シーズン中は、2、3台の車とすれ違うこともあるので、道も狭いことですので注意は必要です。(以上の情報は、昨年11月迄のものです。)

 ところで、十石峠も展望台ができてすっかり整備され、いつも駐車場には数台の車が止まっていて、昔に比べれば賑やかに(?)なったものですね。私が最初にこの峠を越えたのは20年前、五月連休帰りの渋滞よけのつもりで、なんと夜間でした。若気の至りだったのですが、緊張と恐怖(フォグランプの先に何かが現れそうな怖さ)と戦った2時間に、後から無茶したものだと思いました。その後も、雪解け直後の鋭利な岩屑にタイヤをずたずたにされ、退却したこともありました。そういった峠も、今は老夫婦が気軽に訪れ、いずれはトンネルが貫通してしまうと思うと感慨深いものですね。
 これからも、隠れた名峠を紹介してください。楽しみにしています。
 
 岩木さんありがとうございました。私はまだ矢弓沢線は通ったことが無いのですが、分かりやすい説明なので、間違いなく行けそうです。それにしても十石峠は変わりましたね。

  
2002. 1.24 ○九州の真中の峠 <自転車の長旅>
 
 はじめまして、滋賀県在住のヒライと申します。
 「峠と旅」、いいですね。ちょっと前からたまに見せてもらってました。
 ちょっと前の話になりますが、11月に九州のまんなかを自転車で走ってきました。
 小林市から軍谷峠、輝嶺峠、尾股峠、村所(泊)、飯干峠、国見トンネル、馬見原(泊)、中野峠、肥後大津まで。当然、「峠と旅」を参考にさせていただきました。

 このコースは、20年前に一度挫折しています。そのときのおはなしをちょっと。
 当時、高校生だった私は、卒業前の休みを利用し、友人とふたりで中津?指宿九州縦断自転車の旅に出ました。
1日目、中津〜耶馬溪〜水分峠〜牧ノ戸峠〜瀬野本高原
2日目、瀬野本高原〜阿蘇草千里〜高森峠(旧道)〜高千穂
と走って、問題の3日目。
 予定では、高千穂から津花峠〜笠部越〜国見峠〜飯干峠〜湯山峠?湯山温泉
 と、今考えても「むちゃやな?」という感じですが。

 まず、でだしの津花峠で、旧道に入らず、新道を上ってしまい、結構消耗、でも、笠部越えは楽勝、で、最難関の国見峠。ガードレールもなく、ふらついたら谷底まで落ちていきそうな道でしたが、ゆっくりペースで峠へ。そのため、上椎葉通過は15:00。
 椎葉ダム上流の民宿で電話を借りて、その日の宿、市房ユースホステルに遅くなる旨を連絡し、半ば自棄気味でチンタラ走っていたところ、後ろからトラックに乗ったお兄さんが
 「乗ってよかよ!さっき民宿のおばちゃんに聞いたけん!」
 といって、消耗した私たちを市房ユースまで送ってくださったのです。
 途中で見た天空にかかるような飯干峠への道を見たとき、自分たちの無能さ、浅はかさを身にしみて感じました。
 しかも、疲れすぎて、トラックに乗せてもらっている時に眠ってしまい、大変失礼なことをしました。もっと失礼なことに、片道2時間もかけて送ってくださったにも拘らず、お名前さえ聞いておらず、御礼の一つもできませんでした。

 ということで、今回はそのときのリベンジのつもりで走ってきました。
 でも、椎葉で電話を借りた民宿を見つけることができず、トラックのお兄さんに会う事はできませんでした。 走れなかった飯干峠は越えることができましたが・・・・・・

 これからも、たまにお邪魔させていただきます。よろしくお願い致します。
 余談ですが、10月には八草トンネルを抜けて坂内村から美濃赤坂までチャリ旅しました。
 春になったら旧道を走ってみたいと思います。
 では、長々とすみませんでした。
 
 ヒライさんありがとうございました。自転車で随分長旅をするんですね。自分の体力勝負ですから、大変ですね。ところで八草峠の旧道は去年の秋に訪れましたが、まだ車でも通れる状態でした。

  
2002. 1.23 ○谷地峠(仮称)/山形県・福島県 <昔の谷地平湿原のこと>
 
 はじめまして。私は福島県熱塩加納村に住んでいるEといいます。蓑上さんのホームページは、村のリンク集で見つけ、面白く拝見しています。
 谷地峠は私にとって思い出深いところです。私、年齢47歳です。中学1年の時ですから34年前になるでしょうか、加納小学校から五枚沢集落の先まで自転車を押して登り、そこから徒歩で谷地平湿原に行ったのが最初です。
 その当時林道は工事中で山道しかなく、赤崩は難所でした。その名の通り崩れやすい地質で、遥か下の谷までまっさかさまの崖になっており、横向きに伝い歩きでようやく越えて行きました。
 当時、谷地平湿原は水芭蕉が一面に群生し、その中を細い川が流れ、岩魚が群れていました。ただ、周囲の森林を伐採してしまったため、湿原は蓑上さんが見たただの湿地に変わってしまいました。林道が出来、車で行けるようになってからそのありさまを見て、とてもがっかりした記憶があります。
 私が最初に行ったときは伐採が終わったばかりのときで、谷地平湿原の最後の目撃者なのかもしれません。
 蓑上さんにはかないませんが、私も林道や峠は好きで、会津盆地から出るとき時間に余裕があるときは、わざと峠道を選んだりします。ただ、林道ができると、その後にくるものは森林の伐採です。これが残念でなりません。
 最後は愚痴っぽくなりましたが、これからもお元気で旅を御続けください。
 
 Eさんありがとうございました。谷地峠は丁度去年の秋に、久しぶりに越えてみました。今は林道ですが、峠の直ぐ熱塩加納村は今もその険しさが残ってます。石を落とすと、どこまでも落ちていきそうな谷でした。谷地平湿原の跡をまた見てきました。やはりどこか寒々しい感じがしました。
  
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