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峠情報 4

1999年4月から5月


1999/ 5/ 3 (安ヶ森峠、田代山峠)

 早速ですが、5月2日に湯西川〜舘岩村を結ぶ「安ヶ森林道」に行ってきました。以前から「田代・安ヶ森林道」を1周したいと思っていました。

 1日の深夜に出発し、東北道から霧降高原を通り栗山村へ、そこから「田代山林道」を経由して尾瀬・御池を目指したのですが、あいにく「田代山林道」は通行止め(ゲート有り・10月中旬までかかるそうです)だったので、湯西川から「安ヶ森林道」を越えて国道352に出ようとUターン。そこから湯西川まではとても狭い道でしたが、早朝ということもあって鳥たちのさえずりが聞こえ、緊張をほぐしてくれました。

 湯西川の温泉街を過ぎ自然公園の看板を左折し、いざ峠越え!起点から峠の手前までは舗装済みの道路で路面には砂がかぶり、テールを振りながらのドライブ、峠手前から整備工事中でもう今年中には峠まで舗装されそうな感じでした。

 年々工事が進み路面が整備されることもいいかもしれませんが、4WD所有者としてはダート路が少なくなることはとても悲しいことです。

 実際確かめてはないのですが、立派な石碑があったのでこれが峠だろうと思い、写真も撮らずに通過!
 峠は展望がなく、しかも暗く狭く今のが峠?というくらいあっけない峠越えでした。

 峠を越えると所々に雪があり少しビックリ!たかが標高1300mの山だと思いチェーンも持たずに出かけたので、もしこれが4月の中旬だったら!?
 (4月17日に金精道路を越えようと湯元まで行ってガッカリ、19日が開通予定でした。なのでそれから田代林道に行こうと考えていたのでが、次の日にマラソン大会があったのであきらめて素直に帰りました)

 しかし、もっとビックリしたのは峠のすぐ手前でテントを張っている人がいたのです。わたしの推測ですが峠越えをしようとしたら暗くなったので、ガードレールもない道なので安全のためそこで泊まったかと思います。

 福島側の路面は砂地で走りやすいのですが、ガードレールもなく路肩の整備もしていないようで、うっかりしていると谷に落ちる可能性もあり、決して安全な林道とは言えないでしょう。

 川沿いを走る林道ということで、所々に潜水橋らしきものがありました。橋の前後に段差があって、私はそれを見るのは初めてでしたのでとてもおもしろかったです。

 鱒沢渓谷はとてもきれいで、今度はキャンプでもしに行きたいと思います。

 林道も終わりに近づくと、路面はフラットでとても走りやすく、思わずスピードを出してしまうほどでした。

P.S. その後国道352にて尾瀬・御池へと車を走らせました。ちなみに御池−新潟県小出間は通行止め(6月中旬開通予定)です。

 以前「大川林道」でメールを頂いた伊藤さんでした。

 安ヶ森林道はどんどん舗装化されているようですね。峠としては田代山峠の方がいいのですけれど、そちらは暫く通行止だそうで、なんにしても残念なことです。


1999/ 5/31 (千石越)

 ごぶさたしております。
 昨日、千石越林道を宮川村側から越えてきましたが(もちろん私は自転車です)、工事で9月下旬まで全面通行止、5月24日に始まったばかりで日曜日と云う事もあって突っ込みましたが、峠の数100m手前で法面の補修工事が2ヶ所あって、作業は休みだったので強引に担いで突破しましたが、作業中だったらとても通してもらえる状況じやないので敗退するところでした。
 とういった状況ですのでバイクや自動車は全く通れる状況ではありません。
 大内山村側は全く問題ありません、通り抜け不可の標識すらあったのかなかったのか、日曜とあって南亦山への登山とおぼしき車が数台登ってきました。

 なお把握されておられるかも知れませんが、千石越林道は道路地図などに掲載されているル−トはダ−ト区間があり、2.5万図にて実線で表記されている鳥尾越側の道が舗装されているので一般に利用されている様です。

 cancanさん情報有難う御座いました。千石越は暫く越えられないとのことですね。
 ところでルートが2つあるのは把握していませんでした。国土地理院発行の5万分の1の地図で調べておいたのですが、それには載っていませんでした。今度調べてみます。それより本当は現地調査したいのですが、休暇がほしい。


1999/ 5/ 6 (御霊櫃峠)

 いつも"峠と旅"を楽しく拝見させていただいております。
 連休を利用して、猪苗代湖に行ってきたのですが、そのときに御霊櫃峠へ立ち寄ってみました。99年5月2日のことでした。
 湖南側から上がっていったのですが、例の観光協会が掲げている古ぼけた峠入り口を示す看板のそばに、以下のような記述のある看板が掲げられておりました。
−−−
お知らせ
ごれいびつ線は、土砂崩れ及び災害等工事のため通行止めとなっておりますが、土・日・祝祭日のみ湖南側から頂上まで通行可能です。但し郡山市逢瀬町までは通りぬけできません。
通行止期間 平成11年7月30日まで
−−−
 一抹の不安を抱きつつ、でも何とか通ることができるかも・・・と甘い考えで頂上まで向かいました。湖南側からも舗装工事が始まっているようで、ダートが始まったもののいかにも舗装工事中です、という感じで道は固められ、側溝用のブロック(というのでしょうか、排水のための溝に使うもの)が並べられて、あとはアスファルトを敷くばかりという状態でした。やがて頂上に近づくにつれて普通の(?)ダートになりましたが、また頂上近くになると舗装した道に変わってしまいました。逢瀬町側からの舗装工事はもう頂上過ぎまで到達しているようで、頂上の鉄塔のところもできたてのようにきれいな道になっていました。天気は快晴でしたので、眺めはとてもきれいでした。逢瀬町側に少し進むと"通行止め"のゲートがあったのですが、誰かがずらしたのか開いていたので、もう少し進んでみました。あまりにもアスファルトがきれいすぎて、いかにも車が通っていない感じだったのが気になりました。案の定、もうかなり下ったところで"通行止め"の頑丈なゲートが現れました。仕方なく、また元の道を戻って行きました。
 戻る途中には、野犬が現れたり、ダートでコケたりして散々でした。私事ですが、犬恐怖症なので、何より野犬が現れたのが恐かったです。
 と、いうわけで、御霊櫃峠は通行止めのようです、というお知らせなのですが何かのお役に立てれば幸いです。
 それでは、失礼致します。

 Masami Sekiguchiさん有難う御座いました。峠まで舗装されてしまったようで、全線舗装までもう秒読み段階みたいですね。まあ仕方ないです。
 犬については普通の飼い犬は平気ですが、野犬は私も怖いです。車なら中に入っていれば安全ですが、バイクだとビビリますよね。


1999/ 5/ 3 (大峠)

 こんにちは。はじめましてひろと申します。いつも楽しく拝見させて頂いております。
 5/3に大峠にいってまいりましたので、その時のご報告を。
 JARTICのホームページによれば喜多方側米沢側両方ともに冬季閉鎖がかけられています。入り口までもと喜多方側を進んでいきます。根小屋の集落を過ぎたところから道幅が狭くなり、荒れがひどくなって、ゲートに到着しました。そこにある道路案内板によれば「積雪のため」とありましたが、ゲートは半分程度を申し訳程度に塞いでいました。悪いとは思いつつ行けるところまでと慎重に車を進めます。なるほど、道は荒れ始め、小枝や小石が路上に目立ち始めますが、あるていど頻繁に車の通った形跡が残っていました。いくつも続くつづら折れ、なんとなく今まで通った中でもかなり気合の入った峠の一つに感じます。アスファルトがはげている箇所などもありますが、砂利をいれたあとなどありました。結局11キロ程度進んだところから積雪がひどく断念し、転回して戻ってきました。
 この間、路肩決壊箇所は約7個所。そのうち、2個所はかなりひどい状態でした。1つはこのホームページにもある箇所と、もうひとつ峠のゲートのところから1キロ程度進んだところのヘアピン箇所の路肩決壊です。カーブの内側に土を盛ってなんとか小回りで通れるようにしてあります。もうひとつ、ゲートから4キロ程度のところでは、法面のコンクリート吹き付けしたところが大きく崩落していました。道路の半分ぐらいを土砂が埋めています。残りの半分のところを路肩ギリギリに車が通れるようにしてありました。
 この状態からこの峠道も賞味期限(失礼(^_^;))がかなり短く感じました。どんどん廃道化が進んでいるようです。この状態から行くときどき心細くなっていたのですが、行き帰りで、なんと10台の対向車に出会いました。大峠愛好家(^_^;)、なのかはわかりませんがなぜか通行量は多いようです。
 それと、法面崩落箇所と路肩決壊箇所のひどいところには、次のような杭がうってありました。
   「10災 査定 第○○○号 延長○○○米」
 これはつまり、災害として復旧するための予算を得るための調査をしたということでしょうか。実際工事に移るかは分かりませんが、とりあえずきちんと管理はされているようです。いつまで、廃道にはならないでいられるでしょうか。
 もう一度夏休みにでも行ってみたいと思います。
 ちなみに米沢側は分岐してすぐ、採石場みたいなところを過ぎたところで頑丈なバリケードがありました。ただそこも「積雪のため」となっています。冬季閉鎖が解除されると「路肩決壊のため」とでもなるのでしょうか。

 ひろさん有難う御座いました。道というのは補修しないと、どんどん悪くなってしまうのですね。特に大峠の道の様に険しい山岳道路はみるみる傷んでしまうみたいです。それでも喜多方側は峠の先の鉱山への通行を維持する為か、どうにか手が加えられているようですね。米沢側はがっちりバリケードが置かれ、その間は荒れるにまかされた状態で、もう諦めた方がよさそうです。残念です。


1999/ 4/18 (山伏峠、井川雨畑林道)

 1999年3月28日に井川雨畑林道にいってきました。
 静岡側から入る。山伏峠までの区間が3箇所ほど山側が崩れ土砂が体積していたが何とか通行可能でした。ただ乗用車では無理(スタックする)だと思います。峠より600mほどの区間が前日の雨がミゾレ雪だったようで10cmほどでノーチェーンでも安定して走れる程度の積雪でした。2〜3日程度で解けちゃうでしょう。それを抜けると後は、ほとんど問題なく進むことができました。途中すれ違った車は1台バイク1台でした。ほとんど通行はない状況でした。

 Hayasi Ryuuheiさん情報有難う御座いました。3月下旬で山伏峠が越えられるとは思いませんでした。以前5月に行った時は山梨県側の積雪が多く、とても通れる状況ではありませんでした。今年は雪が少なかったようですね。静岡県側が完全舗装されてからまだ行ったことがないのですが、 やはり舗装されたとはいえ険しい道に変わりはないようで、土砂崩れし易いみたいですね。


1999/ 4/ 2 (仮称男鹿岳峠、大川林道の峠)

 はじめまして、峠好き?(林道好き)のもうすぐ28歳のものです。私が4WDを買って初めて出かけた林道が栃木〜福島・田島を結ぶ「大川林道」でした。はじめは軽い気持ちで、登りはじめたのですが引くに引けない事情がありまして(Uターンするスペースが無い)とうとう峠を越えてしまいました。

 深山ダムを目指し、ダム沿いに車を走らせていると、キャンプでもしたくなるような渓流が続き心をワクワクさせながらさらに上流を目指しました。ところが、もう4月だというのに山側の斜面にはまだ残雪が!脱輪しないよう慎重に納車1か月も満たない車を雪面に擦りながら進むこと数回やっと普通の林道らしくなってきたかと思うと、まるで岩盤を砕いたかのような鋭いガレのとの遭遇に、思わず「ガーン」の一声。ここでタイヤをバーストさせてはと彼女(現在 妻)に先導させながら進んでいると、上方からオフローダーが1台、2台と下っていきました。この先はどうなっているのかを聞いてみたいものですが、これがまた声をかけるのは勇気がいるものです。しかし、3台目のオフローダーが前方より来ると、私のとなりに止まり「頂上はもうすぐです。今日は落石もないので大丈夫ですよ、峠を越えるともうすこしフラットになります」と声をかけてくれました。さすが林道が好きな人は心やさしいと感動しながら登るとすこしひらけた峠につきました。しかし、峠は展望も望めず福島側の一方向だけでとても殺風景なところでした。

 峠を福島側に下ると路面はかなり整備されていて、ついついスピードを出してしまうほどの走りやすい道でした。途中、サルの群れに出遭ったり、誰もいない川辺でご飯を食べたりと「自然の中にいるんだなあ」と実感できました。ダート道を楽しみながら田島の集落に着いた時はもう日が暮れ夕焼け空が綺麗でした。集落の道は狭く(行き止まりかのよう)、この先にあんなハード林道があるとは想像もつきません・・・。

  今でも、妻に「大川林道」の話しをすると「もう二度と行きたくない!」と一番印象に残った林道のようです。私も幾つかの林道を走りましたが、「大川林道」が一番ハードでした。タイヤを見るとサイドの部分が所々カッターで切ったかのようなキズ数カ所もありました(あとで瞬間接着剤で塞ぎました)。もしもう一度行くとしたら、今度は福島側から峠をUターンするならいいかなと思います。

 以上「大川林道」の感想でした。                     (平成9年4月頃)

 これからも、多くの峠を紹介してください。楽しみにしています。

 伊藤さん有難う御座いました。最初に出掛けた林道が大川線とは、これまた大変な道を選んでしまいましたね。それにしてもオフローダーが止まって道の様子を教えてくれるのは有難いです。私も同じ経験をしてますから。普段の道路ではバイクと車はいがみ合っている様なところがあります。せめて林道ではこんな関係を続けたいです。


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