旅と宿
東京都大島町/伊豆大島・三原館 |
東京都やその近県に住む者にとって、伊豆大島は比較的容易に島旅が楽しめる旅行先だ。
海路・空路の便が良く、適度に大きな島である。三原山や波浮の港などの観光地が豊富で、宿泊施設も数多い。詳細なガイドブックの類にも事欠かない。 |
宿でもらったタオル (撮影 2023. 6.23) |
宿から元町港桟橋方面を望む (撮影 2000. 3. 6) |
翌朝は部屋で暫しゆっくりした後、宿を出立した。出がけに女将さんから椿の実の根付けをお土産に頂いた。最近まで持っていたはずだが、どこに行ったしまったろうか。
宿ではその女将さん以外に従業員には会わなかったような気がする。
レンタサイクルで大島空港まで行き、調布飛行場へと小型機で帰って行った。調布は羽田より自宅が近くて便利なのだ。
結局大島では、子供の時の記憶を思い起こされる様な光景には出会えなかった。当時は団体旅行がまだまだ盛んな時代で、社員旅行や親戚一同うち揃った団体客がどっと押し寄せていたことと思う。
私が一人で旅をするようになった頃には、それも下火になっていた。
ある程度成長してからは、親戚などと一緒に旅行するなど嫌で嫌でたまらなかったが、今になってみると、そうした時代が懐かしい気がする。 |
領収証 (撮影 2023. 6.23) |
2018年2月に、夫婦で再び伊豆大島を4泊5日でゆっくり旅してみた。高速船が就航していて、とても気軽に行けるようになっていた。
ホテル白岩に2泊、大島温泉ホテルに2泊した。どちらも大島では古くからある知られた宿だが、やはりやや建物の老朽化は否めなかった。
前回行けなかった裏砂漠が見られたのは収穫だったが、子供の頃の記憶とはどこか違っていた。 |
かつて宿があった場所 (撮影 2018. 2.19) |
2000年3月5日(木) |
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