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峠情報 14
 
(掲載期間 2001年 1月〜2月)
 
目 次
 
○ 松姫峠、大峠、御坂峠(山梨県)、長尾峠(神奈川県・静岡県)   <冬期の峠道の状況>
○ 鞍掛峠(長野県王滝村・岐阜県下呂町)                <地元の人の話>
○ 雲石峠(北海道八雲町・熊石町)                    <地元ではハチクマ>
○ 『大峠』、『安倍峠』、『山伏峠』、『観音峠』、『十国峠』、『八丁峠』、『夜叉神峠』
○ 青崩峠(静岡県水窪町・長野県南信濃町)              <4駆軍団の謎>
○ 甲子峠(福島県下郷町・西郷村 国道289号)            <峠にコンクリートブロック>
 


   
2001. 2.23 ○ 松姫峠、大峠、御坂峠(山梨県)、長尾峠(神奈川県・静岡県) <冬期の峠道の状況>

いつも読ませていただいている lmonchi です。
冬の富士山や南アルプスを見たくて、山梨県をうろうろしました。
その時に気付いた点をレポートします。

−松姫峠−(山梨県大月市−小菅村)
 昨日(2001.2.18)に柳沢峠に富士山を見に行く途中、松姫峠に寄ってみました。
 松姫峠は、ツーリングマップルや人文社広域地図に、「冬期閉鎖」とされていますが、通行可能でした。少ない交通量でしたが、次々と地元車やRV車が越えていました。
 ただし、日陰は凍結または圧雪状態で、冬装備が必要です。

−大峠−(山梨県大月市)
 2月上旬に富士山を写したくて、大峠に行ってみました。真木(南側)から登り、すぐに「冬期閉鎖」かと思っていましたが、とくに看板やゲートもなく、登れるみたいでした。
 途中にグランド(テニスコート?)があるのですが、そこから左に入ったところで工事をしているようで、そこまでは問題なく登れました。
 しかし、その先の雪の状態は、かなりの積雪があり、数台しか入っていないようでした。私のセダンでは無理と判断し、Uターンしました。
補足:
 実は、先月末に「長尾峠」(御殿場市−箱根町)に箱根町側から登り始めたのですが、あまりの積雪に2kmほどでギブアップ。約2kmをワダチに沿ってバックして戻りました。Uターンするために雪の中にタイヤを落とすと、必ずハマル状況でした! このようなバックは、もうこりごりです。

−御坂峠−(山梨県御坂町−河口湖町)
 有名な「天下茶屋」(旧道)には、河口湖側から冬期も登れるんですね!
今まで、全然知りませんでした。冬の富士山は最高でした。
 ただし、一部凍結があり、冬装備が必要です。

 では、この辺で。

 lmonchi さん、いつもありがとうございます。
 この時期、峠は通行不能が多くて、つまらないですね。
 それにしても、2kmのバックは、相当首が痛かったでしょうね。

  
2001. 2. 4 ○ 鞍掛峠/長野王滝村・岐阜県下呂町 

はじめまして。
一人でメールを送るのはこれが初めてなので,ちゃんと届いているかどうか不安いっぱいです。誤りはご容赦ください。
 一昨年の夏,私は鞍掛峠の長野県側,王滝村の滝越という所を訪ねました。山奥の少し開けたところに民宿等を営む民家が十数軒ほどある,ひっそりとした集落です。その店で,地元のおばちゃんと話した事を紹介したいと思います。
 本文の中に,「以前は通行可能だったのかも知れない」とありましたが,そのとおりで,昔はバスも走っていたそうです。地元のおばちゃんが子供のころ(ですから4,50年ほど前ですか)下呂の有名な医者に行くため,峠越えの道を歩いていた,と言っていました。今地図で見ると,この滝越から下呂まではかなりの距離があります。やはり昔の子供は元気ですね。医者に行く必要あるの?
 さて,今,下呂から滝越に至る道(つまり本文の道)は通行止めの様子で,滝越に来るためには王滝村側の村道(完全舗装済み。普通車(ちなみに私の愛車はR32スカイライン)でも全く問題ありません)を走ってくる必要がありますが,昔,それも鎌倉時代の昔には,今とは反対に,鞍掛峠側しか道はありませんでした。
 滝越の集落は,もと神奈川県の三浦半島のあたりにいた豪族,三浦氏にゆかりのある所です。三浦氏の一族に,巴御前という女傑がいました。平安時代末の源平争乱に活躍した,木曾義仲の側室です。木曾義仲は平家討伐に大活躍しますが,後に源氏の内紛で都を追われます。義仲と巴御前は戦死し,三浦氏も追っ手を逃れ,今の下呂方面から山に入り,この辺りに流れ着きました。
 はじめは本文の中にある三浦貯水池のあたりに住んだのですが,この辺りは米が獲れません。そこでもう少し下の,米が獲れる滝越に落ち着いたそうです。それ以来,滝越は山奥深い隠れ里の雰囲気を今に伝えています。実は私がこの滝越を訪ねようと思ったのも,そうした隠れ里の雰囲気を見たかったからです。鳥居に門衛された三浦氏の墓が,雰囲気を醸していました。
 近代に入り,この辺りにも開発の手が伸びてきました。先の三浦貯水池を造った三浦ダム,発電所などが開かれました。そうした所で働く人々のため,滝越はなかなかにぎやかな所だったそうです。
 その他,木材搬出の軽便鉄道が開通しました。今通じている村道も,この軽便鉄道の名残です。話をしてくれたおばちゃんも昔,走っていた汽車に「ちょっと乗せて」と言って飛び乗ったもんだ,と笑いながら話してくれました。新快速の130キロになれた当方にとって,のどかな昔に思わず微笑みました。
 三浦貯水池は今は歩いて2時間ほどの所ですが,釣り人がけっこう来るそうです。湖周の長さは諏訪湖と並ぶとか。
 発電所が無人化された今の滝越は,全くの山奥の集落です。が,何かの観光ガイドで,おすすめの宿があるということでした。この辺りは御岳や木曾福島も1時間ほどで行ける所なので,こういった穴場で宿をとるのもいいかも知れませんね。
 地元のおばちゃんには色々な話が聞けました。思い切って雑貨屋に入り,スマイルつけて,「京都から来たんですけど,この辺って三浦氏の隠れ里だったんですよね。」と話かけると,その他の事も色々と話してくれて,思い出深いドライブになりました。ドライブも,いい眺め,おいしいもの,歴史,遊びなどの目的があると思いますが,そのほかに,こうした地元の人と話すのも,面白いと思います。
 昨今,メールのやり方を教えてもらったので,この話を知らせたく,真っ先にメールを送りました。拙い文章で長
い間お付き合いいただき,ありがとうございました。

 山口さん、ありがとうございました。
 あの鞍掛峠の道をバスが越えていたんですか。昔の人はチャレンジャーですね、全く。
 私も時には地元の人に話を伺うのですが、食事は持っていったレトルトや即席食品だし、泊るのは野宿なので、あまり地元の人と話す機会がありません。今回このような面白い話が聞けてうれしいです。

   
2001. 1.18 ○ 雲石峠/北海道八雲町・熊石町   (地元ではハチクマ峠)

偶然このサイトを見つけ、はじめてお邪魔しましたところ、なんと雲石峠が。

私は熊石町に住んでいます。この峠は生活道路で、ちょっとした買い物に行くのに雲石峠をよく通ります。ちなみに地元では「うんせきとうげ」と言う人は誰もいません。八熊「はちくま」と言っています。

雲石は熊石の石と八雲の雲だと思いますが、熊石町内には雲石(うんせき)という住所があります。また、名所として奇岩雲石(きがんくもいし)があって、伝統芸能に「奇岩雲石太鼓」というのもあります。ひょっとしたら「うんせき」と「くもいし」は別物なのかも知れませんが。

この峠は地元の走屋が腕を競うところで、知り合いの友人は熊石から八雲まで10分で行きます。(どうでもいいことですね)

私のHPのリンクから熊石町のHPが見れます。もしよかったらどうぞ。

nally@viola.ocn.ne.jp

http://www4.ocn.ne.jp/~pgt405/

 Naritaさん、ありがとうございました。
 峠には大きな石碑にしっかり「雲石」とありますが、地元の人の話の方が、生きた峠のことが分かりますね。こうした話がもっと聞きたいです。

  
2001. 1.10 ○ 『大峠』、『安倍峠』、『山伏峠』、『観音峠』、『十国峠』、『八丁峠』、『夜叉神峠』

 いつもHPを拝見させていただいている lmonchi です。
 昨年に確認した峠情報をまとめてメールします。情報として古くなっているものもあると思いますので、走行日を記載しました。メールが長くてすみません。

『大峠』  山梨県大月市  真木小金沢林道
 秋崎さんの峠情報にありますように、昨年(2000年)4月末より通行可能になり、1年間通行可能でした。全面舗装されていますが、松姫峠(R139)側は狭く、かつ、荒れており、一部に信号による交互通行部分がありま。
 また、南側はかなり2車線化され、走り易くなったためかドリフト痕が数箇所に付いています。
 旧五百円札の富士山は健在です。(2000年6月初旬の富士山を添付します。)
 

『安倍峠』 山梨県〜静岡県 梅ヶ島林道
 ユイさんは11/12に通行できなかったそうですが、9月初旬には通行できました。
富士山を望む峠道にはカメラマンらが大勢陣取っていました。
 その時の富士山を添付します。
 

『山伏峠』 山梨県〜静岡県 井川雨畑林道
 砂場さん、石井さんの峠情報にありますように通行可能でした。(10月に2回走行)
ただし、静岡県に災害をもたらした集中豪雨の後の、静岡側の土砂崩れは激しくいたることろで土砂崩れが発生していました。
 そして、ついに、井川湖手前で通行止めになっていました。10月初旬に走行した時は、作業者がいたので、標識通りに迂回路の小河内川林道(?)へまわりました。
 途中、登り勾配の頂上に「百畳峠」の標識があり、チョット得した気分になりましたが、濃霧で何も見えませんでした。(笑) 無事に、井川青少年キャンプ場へ抜け、ほっと一息。
 10月下旬に走行した時は、紅葉の時期で交通量があり、通行止めにもかかわらず、どんどん車が下りていくのでついて行くと、工事現場を通過させていただきました。

『観音峠』 山梨県 敷島町〜須玉町 クリスタルライン
 昨年(2000年)11月初旬、頂上で通行止め(路肩決壊とのこと)で、木賊峠方面に抜けられませんでした。完全なバリケードで、バイクでも抜けられそうもありませんでした。

 なお、クリスタルラインの高須林道は、県道610(信州峠南側)より入ってすぐで、川に道路が陥没していて走行できませんでした。(バイクなら。。。)
 (走行:2000年11月初旬)

『十国峠』 長野県〜群馬県 R299
 確か以前に通行止めの峠情報があったようですが、迂回路にて通行できます。
 長野側からは迂回路の標識がでます。群馬側からは、一度ぶどう峠方面に進み、
右折して林道を登る必要があります。迂回路の標識はありません。
 (ツーリングマップル51図1Bにある林道です。全面舗装の1〜1.5車線。)
 山深い林道ですが、地元車ががんがん通行しますので、対向車に注意です。
 1年たっても迂回路利用のままなので、当分このまま(?)と思われます。
(走行:1999年10月、2000年11月初旬)

『八丁峠』 埼玉県 金山志賀坂林道
 昨年(2000年)11月初旬、志賀坂峠を通りましたが、八丁峠入口に通行止めの標識があり、簡単なガードがしてありました。
 以前、八丁峠を走行した時に、頂上のトンネル付近の道路が陥没していましたので、単なる復旧工事の可能性もあると思います。詳細は未確認です。

『夜叉神峠』 山梨県 芦安村 南アルプス林道
 昨年(2000年)11月初旬、夜叉神の森キャンプ場ゲートで通行止めでした。(落石のため)
 徒歩でトンネルを抜けましたが、観音経トンネルで通行止めの看板があり、そこで引き返しました。
 当日は、紅葉狩りの家族連れが多く、通行止めの看板を越えて降りていってしまう人もたくさんいました。 みごとな紅葉と長いトンネル(?)にみな満足そうでした。

 以上、報告まで。 2001年には少しでも開通することを願っています。
では、このへんで。

  lmonchi さん、沢山の峠、ありがとうございました。
 そのうち、三大峠の「富士の見える峠」を特集しようかと思ってます。頂いた写真はその時にでも、使わせていただきます。

 
2001. 1. 8 ○ 青崩峠/静岡県水窪町・長野県南信濃町   (4駆軍団の謎)

どうもはじめまして。実は昨日初めてこのHPを見た者です(というか、パソコン自体去年の暮れに買ったばかりです)。私は現在、とある地図会社で地図の制作の仕事をしている者です。私も旅好きかつ道マニアです。自分と同じくこういうのが好きな人らがいるんやなあとしみじみとしている次第です。私は特に峠好きというほどでもないのですが、暗峠や石グレ峠、高倉峠などは行ったことがあり、とても懐かしく感じました。特に暗峠は中2の時に、友達と自転車で(多分降りて押して上がったと思いますが)攻めて以来なので感慨もひとしおと言った感じですね。確か4回ほど行きました。最後の石畳と境界の標識が最高ですよね。

ところで私も1年ほど前から青崩峠にはかなり興味を抱いておりました。地図上に一直線に延びるR152と2カ所の未通部分・・。それに何と言っても『青崩』という響きが最高です。しかし、やはり車では越えられないということで結局兵越峠だけでも行ってみることにし、去年のGWに行ってきました。私はあえて、茅野からR152を浜松方面へ走っていきました。多分そちらの方がお詳しいと思うので途中の行程は省きますが、未だに1つだけ謎が残っています・・・
南信濃村内のR152で、最後に青崩峠方面と兵越方面とに分かれるところがありますよね。その分岐点の所まで、私は東京ナンバーの4駆軍団(計5台ほど)のすぐ後ろを走っていました。そして、その分岐点を少し兵越方面へ入ったあたりでその一群が一斉に路肩に停車したので、私はそれらを追い越してそのまま兵越峠へと向かいました。そして峠茶屋で一服して静岡県側に入りそのまま下っていたらなんと、その先で先ほどの4駆軍団がまた路肩で一斉に並んでいる!峠で10分ほど休んでいる間確かに車は通らなかったと思うのですが・・・。ひょっとしたら、青崩峠はクロカン4駆なら何とか走破できるぐらいの道なのかとも思ったのですが、そうでもないようで
すね。それか他に別ルートがあるのでしょうか。ちなみにその4駆軍団はビッグホーンやパジェロ等でした。静岡側で再び出会った場所はいまひとつはっきりしません(草木TNを越えた後か越える前かも今ひとつ記憶が・・)。しかし絶対、同じ道で追い越されてはいないです。今思えば、あの分岐点の直後で一斉に停車したのは、何か違う道をみんなで確認するためだったのか・・。

それはともかく峠リスト内まだ見てないところばっかりです。ゆっくり楽しませていただきます。
それでは・・・

 P/N nagoya51さん、ありがとうございました。
 ゲートの代わりに、コンクリートブロックですか。普通乗用車が通っているなら、ジムニーなら間違いなく通れるでしょうが、やっぱり基本的には通れない峠なんですね、甲子峠は。

 
2000.12.25 ○ 甲子峠/福島県下郷町・西郷村 国道289号

峠と旅のHPいつも楽しく拝見させてもらっています。

甲子峠について最近の情報を一言。

車では通っていないのですが、
峠の手前にある奥甲子温泉が好きで
付近の山歩きもかねてよくあの辺には出かけています。

温泉から甲子山手前の分岐を通って甲子峠には何度も行きました。
今はこの登山道がR289のようです。

一番最近では2000.10.28に行きました。

HPの甲子峠に出てくる一番最初の写真の場所に
大きなコンクリートブロックが数個置いてあります。
しかし写真右の方の斜面を利用して車は通っています。
バイクは勿論ですが、
私がいるときも普通乗用車が通っていきました。

6番目の写真にある峠のゲートは今はありません。

東北地方の新しい道が出来る前に、
国見峠、月山下の六十里越え、大峠等を通ったことが
懐かしく思い出されます。

これからもHPの更新を楽しみにしております。

 益子さん、ありがとうございました。
 ゲートの代わりに、コンクリートブロックですか。普通乗用車が通っているなら、ジムニーなら間違いなく通れるでしょうが、やっぱり基本的には通れない峠なんですね、甲子峠は。

 
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