旅と宿 No.015
五ヶ瀬川最上流の地に泊まる |
高千穂旅館が電話に出て来てくれない。丁度5年前に一度泊まったことがあり、宿の場所も大体覚えているので、また利用させてもらおうと思ったのだが、どうしたのだろうか。
確かその宿は女将さん一人で切り盛りしていたので、何かの都合で電話に出られないのかもしれない。あるいは休館中なのだろうか |
五ヶ瀬町鞍岡の街中 |
<五ヶ瀬町> |
笠部隧道 |
<コンビニに寄る> |
<宿へ> |
旅館の正面の様子 |
<宿の様子> |
<チェックイン> |
玄関の真上の部屋 |
<部屋へ> |
部屋の様子(1/2) |
部屋の車道側に窓に面して狭い廊下がある。広縁と言っていいだろうか。そこには一般的な日本の旅館によくあるように、小さなテーブルと椅子が2脚置かれていた。しかし、如何にも狭く、片方の椅子には座れない。
障子の陰を覗いてみると、廊下の左右に荷物が仕舞われていて、その分廊下が狭くなっているのだった。右手の奥には、また別の石油ストーブとその上に例の扇風機が何のカバーも掛けられることなく置かれている。
季節感も何もあったものではない。左手にはベニヤ板の様な壁が設けられ、その向こうに何やら荷物が詰め込まれているのだった。板の上から長い棒のような物が出っ張っている。 |
部屋の様子(2/2) |
言うまでもなく、その日の泊り客は私一人であった。ゴールデンウィークで賑わう世間をよそに、ここでは混雑などどこ吹く風である。泊り客がたった一人だけというのは、私の旅ではままあることだ。
5年前に高千穂旅館に泊まった時も、確か一人だった。最初の内はかなり気まずいものなのだが、それももう慣れっこで、最近ではさほど気にも留めずに済む体質になっている。
かえって他の泊り客と顔を合わせる必要がなく、気楽にさえ思う。 |
部屋の窓から見る通りの様子 |
<風呂へ> |
一階の廊下の様子 |
<夕食へ> |
<翌朝> |
三ヶ所川沿いに立地する三ヶ所の集落 |
集落途中に架かる三ヶ所橋 |
三ヶ所橋より上流方向に見る |
バイパス国道ができているので、朝の町のメインストリートは車が全く通らず、散歩するには向いていた。住民にとっては何でもないいつもの町の風景だろうが、そんな町中を散策するのが好きである。 |
三ヶ所橋の袂より下流方向の集落の様子 |
ここにも人の暮らしがある。電気屋があり、八百屋があり、魚屋があり、雑貨屋があり、そして宿もある。そんな様子を見て歩く。 |
宿の全景 |
<医院> |
集落途中にあった樂天堂醫院 |
<商店街> |
集落の中心地 |
集落の中心地を宿方向に見る |
<赤谷橋> |
商店街の北部に架かる赤谷橋 |
赤谷橋より上流方向を望む |
<町役場付近> |
「九州島発祥の地」標柱 |
町役場を過ぎると、バイパス路の国道に出てしまう。国道との角にタイムカプセルの記念碑などを見付けた。役場手前を右に曲がって貫原橋を中学校方面に渡ると、また集落の続きがあるようだ。 |
<出発> |
<あとがき(余談)> |
1999年5月4日(火) |
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